サッカー 華麗なターンで、、、
私の休日は、子供のサッカーでほとんど埋まります。
地元サッカークラブで小2(長男)のコーチをしているのですが、今回はそんな長男について少しだけお話したいと思います。
長男のお願い
長男は、足が遅く自信がないタイプ。
でも、チームバランスを取るのがうまく、不思議と試合には出してもらえる子です。
そんな長男が冬休みのある日、私にこんな相談をしてきました。
「1月の公式戦で、点が取りたい」
長男から、そんなガッツがある言葉が出てくるとは思っておらず、びっくりして言葉に詰まりながらも、私はこう言いました。
「M(長男)は…ディフェンダーだぞ…」
「そっかぁ…」
はじめにお伝えした通り、スピードがない長男の定位置はディフェンダー、ゴールを守る人です。
にも関わらず、何を言い出すのかと思えばいきなり「点が取りたい」と来たもんだ。
とはいえ、自分から相談に来たという事実に、親として大きな成長を感じざるを得ません。
そこで私たち親子は、得点できそうなシーンを想定し、以下のメニューを毎日特訓することにしました。
得点をとる訓練開始
長男と特訓したメニューはこちら。
冬休み最終日にはだいぶ上達し、どうやら自信もついた様子でした。
そして迎えた大会当日、当たり前ですが長男はディフェンダーで出場です。
やはり1・2試合目は長男が得点に絡める機会は皆無。3試合目もスタメンで出場したものの、足が速い選手を止められず、後半はベンチに下がりました。
せっかく一生懸命特訓したけど…残念。
ところが後半途中、攻めの中心の子が急遽トイレにいき、何故かそのポジションに長男が抜擢!
念願の攻撃的ポジションでしたが、初めてということもあってかうまく適応できず空回りしちゃってました。
トイレから戻ってくる選手が見えたため、交代かなぁ…と思っていたその時、ボール処理をもたつく相手選手に、長男が遅い足で猛プレスをかけボールをを奪い取りました!
ゴールまでは、ディフェンダーが1人のみ。なんと練習したシチュエーション通りではないですか!(俺、ナイス!)
長男は 練習通りにドリブルで相手をかわす長男。すぐに相手選手が追いついてきましたが、そこは想定済みです。華麗なターンでかわ…………!
せなかったーーー……
ターンするのが早いのよーー……
試合は0-3で敗戦するも、長男のサッカー人生で初めて得点に近いシーンを作れました。
試合後、「惜しかったね」と伝えたところ、長男からは
「どうせ自分には無理だったよ」
とまさかの言葉が飛び出しました。
なんでそう思うのか聞いたところ、ぽろぽろ泣き始め、自転車の後ろでずっと半べそかいてました。
技術的に上達しても、まだまだ自信がない様子の長男。自信をつけてもらうのって本当に難しいと感じました。
しばらく経つと、長男はまたやる気が出てきた様子で、相変わらずサッカーにのめり込んでいます。
目指せ!点を取れるディフェンダー!!